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LIFESTYLE

Apple Watchは本当に必要なのか

とにかく試してみよう

Apple watchが登場したのは2015年4月15日。初代から現在販売中のSeries5まで実に6代に及ぶ製品がこれまで発売されてきた。

さて、Apple製品愛用者としては、新商品が発表されると毎回心躍るのだが、購入に至らない商品も多々ある。その一つがこのApple Watchだった。

腕時計の代わりとして欲しいか

Apple Watchをこれまで購入してこなかった理由は、時計としては既に一生ものと思って購入していた逸品があったから。この観点において魅力を感じなかったのが、正直なところ。さらに、セットで使えば便利と言われていたiPhoneと連携をさせたいのか。この点においても答えはNOであった。

ではなぜ、今更「とにかく試してみよう」と思ったのか。

それは、これまで使ってきた腕時計をオーバーホールに出すための代わりとして購入してみようと思ったからだ。

腕時計は外出時は常に身に着ける習慣が学生時代から続いているので、オーバーホールに出している期間の時計がないことが不安だったのだ。では「時計としてもっと安いものでも良かったのではないのか」と思ってしまうのだが、ここで芽生えたのがApple製品愛用者の性、Apple Watchを試してみようとなったのだ。とはいえ、優柔不断な筆者は購入に至るまで半年近くかかっての決断だった。それだけかかったのは「本当にApple Watchでいいのか?」「必要なのか?」などなど、何度も何度も堂々巡りで悩んでしまったからだ。それでも決断したのは常に使っている時計のオーバーホールが回避できなくなったからだ。

悩んだ挙句に購入したのはApple Watch Series5 Hermesエディション

ステンレススチールケースとシンプルトゥールディプロイアントバックル
¥159,800 (税別)

そんな訳で、今回Apple Watchを購入に踏み切ったのだが、とりあえずもっと安いのでも良かったのではと思われてしまうが、自分の中に「とりあえず」がなかったからだ。そう、「とりあえず試してみよう」と言うよりは「とにかく試してみよう」だったからだ。要は「これからは積極的に使っていこう」ということだ。

今回、筆者が選んだのは、44mmステンレススチールケースとヴォー・バレニア(エベンヌ)シンプルトゥールディプロイアントバックルレザーストラップ。同梱されているバンドがもう一本あり、エルメスオレンジのスポーツバンドだ。さらに、本体とは別にバンドを2種類購入した。1本はホワイトスポーツバンド、もう一本はヴォー・スウィフト(黒)シンプルトゥールレザーストラップというエルメスの黒ベルトだ。

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宝飾品の時計とは一味違う

Apple watchとしては高級品ではあるが、宝飾品の時計という感じではない。今まで愛用していたのはカルティエのパシャCでGMT機能を有する「メリディアン」。こちらは宝飾品の時計として12年前に購入し、ほぼ毎日欠かさず腕につけていた。ちなみにパシャシリーズは2016年までにミスパシャ以外は廃盤となっており、今回オーバーホールに出した後も一生ものとして使い続けるだろう。

では、Apple watchはどうだろうか。

購入してまだまもないからか、購入前とイメージは変わっていないのだが、宝飾時計というより、スマホの延長線上にしかまだ思えない。なぜなら、時計以外の機能があり、その進化はスマホと変わらないだろからだ。要は、スマホが進化するとそれにあわせてApple watchも進化し、iPhoneと共に使うことを想定しているから、購入サイクルもおそらくは携帯に近くなってくると思われるからだ。

とは言っても、Apple watchならではという点が、先ほど購入した別売りのバンドだ。今までの時計は、ステンレススチール製のバンドでTPOを気にすることなく、どこでも装着して出かけられた。だから、バンドを交換して楽しむと言ったことを考えることがなかった。しかし、Apple watchは手軽にバンドを交換して楽しむことができる。だから、今回TPOによって付け替えれるように、別売バンドを購入した。

エルメスオレンジのスポーツバンド

オレンジが嫌いなわけではない。それでも、エルメスオレンジのスポーツバンドをつけるには勇気がいる。そこで、普段使いにはApple純正のホワイトスポーツバンドを使っている。特に冬場のこの時期は、インフルエンザ予防などで手を洗う回数が多いので、ちょっとぐらい水に濡れてもいいようにと思ってだ。そして、購入時のシンプルトゥールディプロイアントバックルレザーストラップは、週末のお出かけ用として使っている。最後にヴォー・スウィフト(黒)シンプルトゥールレザーストラップはまだ使っていないが、冠婚葬祭やビジネスシーン、また気分転換での使用を想定している。

このように、使い分けができるのはバンドの取り替えが容易にできる仕組みだからだろう。この点は今までにない考え方で楽しい。

機能としてのApple watch

今までは携帯から離れてしまえば、いちいち携帯でチェックしていた着信やメール、メッセージやSNSサービスなどがApple watchで確認できるのはとても便利だ。また、天気予報アプリなどで突然の雨予報も確認できるのも便利に思った。ただし、Lineなど連続して送られてくるメッセージにもご丁寧に毎回反応してくれるので、ちょっと鬱陶しく思ったのも事実だ。これは便利になった反面だが、仕方なしと思うしかないようだ。

続いてなぜかワクワクしてみてしまうのが心拍数。これは特段の意味がなく興味だとは思う。しかし、こうやって健康関連を数値化し、なおかつ常に記録されることが今までなかったので、データがあるというのがきっかけで、「今後はもう少し健康に気を付けてみようかな」と思った。まだ思っただけで何も行動していないのだが・・・。

日本では使えない機能だが、ECG(心電図)機能というのがあるそうだ。これによって助かった命が少なからずあるというニュースはこれまで何度か耳にしている。もしこの機能で救える命が増えるのであれば日本も導入すれば良いとは思うが、そう簡単な問題ではないというのをいくつか調べてみて思った。今の現状、絶対に欲しい機能というわけでもなく、絶対必要な機能でもないので、「そのうち日本で使えるようになればいいのにな」と思う程度でしかない。

44mmケース用ホワイトスポーツバンド – レギュラー カラー – ホワイト¥4,800 (税別)

機能として持っているのだが使っていない機能

これはずばりSuicaの機能だ。普段ほとんど車移動なのでSuicaを使うことが圧倒的に少ない。それから、使用していないからなんとも言えないのだが、左手につけたApple watchを捻って、右側の改札にタッチするのがなんとも億劫だ。たまに電車に乗る時、改札でそのような光景を未だ目にしたことがない。iPhoneにはSuica機能が既に設定されており、改札を通る時は携帯を出せばいいと思っているからだ。そしてもう一つ、Apple watchにSuica機能を入れるとiPhoneからは機能がなくなってしまう。そんな時に、Apple watchを着用していないとどうしようもないと思ってしまう。実際、Apple Watchを忘れても携帯を忘れることはおそらくないだろう。その逆はありえるだろうが。

携帯を持たずして、Apple watchだけで出かけられるだろうか。

この点について、答えはNOだ。それは携帯が単なる電話として持ち歩いていないからだ。携帯電話は昔と違い外出先でネット検索もできるし、メールやSNSアプリでのメッセージが送受信できる。一方のApple watchではメールの受信ができても、返信するには打ち込めない、それはSNSアプリでも同じだ。このメールやSNSアプリでの送受信が電話以上に日頃使っている機能である以上、Apple watchだけで出かけるのは不可能だ。Apple watchを購入して1ヶ月ほど使ってみたが、携帯電話は常に持ち歩いているから、いまだにモバイル通信の設定を行なっていない。携帯があるからその必要がどうやらないようだ。

結論としてApple watchが必要か。

結論として、Apple Watchの必要性は“無くても困らないが、あれば便利”となった。時計としての機能は文句がない。デジタルだから時間は正確だ。次にバンドを好きな時に好きなものに変えられる点は、楽しむ点において満足。そのほか、Apple watchで出来ることは携帯の延長線上にあり、セットで考えた時により便利なツールだ。では、Apple watchがなくてはならない存在かと言われれば、おそらく無くても今まで通りだから、劇的に便利になったわけではないことから無くても困らない存在だろう。だから、Apple watchはあったら便利だし、楽しめる。想定されるスポーツの場面だと、スキーやランニング中などで電話応対をしなければいけない状況になると、イヤフォンをつけた上でなおかつモバイル通信機能を契約すれば、もうすこし便利になるのかなとは思う。その段階に行くには、今のライフスタイルが変化した時だろう。考え方次第では、Apple watchの魅力をさらに引き出すことができるのかもしれない。

apple Japan. <https://www.apple.com/jp/apple-watch-hermes/>

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