お正月飾りの作り方を三回に分けてシリーズでお届けします。
第一弾の今回は私の母が手作りする卓上飾りの作り方をご紹介したいと思います。
使う植物や容器など、アレンジがしやすい卓上飾りです。小ぶりに作って家族で囲む食卓に置いても、お正月らしいテーブルコーディネートになるのでおすすめです。大きさやボリュームは気にせず、楽しく作ることを大切にしてお楽しみください。
用意するもの
- 南天
- 松
- 稲穂
- シダ(ウラジロ)
- 吸水スポンジ
- 器
*用意する器は、ご家庭で使わなくなった茶碗や小鉢など5〜8cm程度の深さがあるものがやり易いです。柄入りのものでも個性がでて面白いですよ。カットしたペットボトルなどでも代用できます。 - 水引き
手順 1
吸水スポンジを器の大きさに合わせてカットします。
※一度水を吸わせたものが乾いてしまうと次から吸わなくなってしまうので、今回使う分だけをナイフでカットして下さい。
吸水スポンジは水を入れたボールに浮かせ、自然に吸水するのを待ちます。吸水が完了したら、用意した器にセットして準備完了です。
手順 2
一番手前にきて、主役となる南天から生けていきます。短めに切ってグッと差し込みましょう。根元がスカスカになってしまったら、小さく切ったもので埋めるとまとまった印象になります。シダは南天の根元あたりから葉がカーブを描くように、角度を調整しながら差し込みます。
手順 3
奥に松を配置。真ん中にくるものをやや高めに、両側はやや角度をつけるとバランスがよく仕上がります。
手順 4
あれば南天の葉、無ければ短く切った松を隙間を埋めるように生けていきます。少し離れてみて、吸水スポンジがあまり見えなくなる程度を目安にしてみてください。
左側から真ん中あたりに向かって稲穂を1〜2本差し込みます。
手順 5
好きな長さに切った水引きを松にかければ完成です。
<番外編>
ペットボトルなどのプラスチック容器を使用した場合は、和紙やラッピングペーパーで土台を包み、紐などで固定しましょう。
明日は「門飾り」の作り方をご紹介します。
文・イラスト:Yu Ikari 写真:Makoto Shikuya(fede)
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