2020年は幕開け早々、新型コロナウイルスによって日本が、世界が大きく変化しました。まともに卒業式や入学式を開催することができず、そのうち外出自粛制限が日本全国に発令され、行楽地に行くことも、旅に行くことも閉ざされた期間が長く続きました。国内に限っては移動ができるようになったのが夏休み。日本中が移動を楽しめるようになったのはGoToトラベルが日本全国が対象になった10月と、つい先日のような出来事です。
しかし、12月にはGoToトラベルが一時停止になり、年末年始の帰省を含めた旅を多くの人が自粛する事態になりました。さらに明日7日にも、再度の緊急事態宣言が発令される見通しとなっており、これまでのように旅を自由に楽しめる時期が、ほんの少し遠のいてしまった気がします。
この先、緊急事態宣言の解除や、GoToトラベルが再度開始されたとしても、心のどこかに不安を抱え、旅すること自体を一度は躊躇(ちゅうちょ)してしまう。そうした状況が当面は続いてしまうのでしょう。
さて、Blaze a trail(BLATRA)が始まったのは2020年の幕開けと同時。日本の生活や伝統、文化を通した魅力を発信する情報サイトとして立ち上げました。
いくつか決まっていた日本にある世界遺産や伝統・文化の取材も全てキャンセルとなり、そんな中でもできる事から始めようと、BaruComodoの大賀さん、ワインエキスパートの吉田すだちさんにご協力をいただき、発信を続けてきました。
当初は、状況が早く改善すると見込んでいましたが、なかなか予想通りにいかないままで、今日に至ります。本来であれば、この1月に地方への取材活動を本格的にスタートさせる予定でしたが、年末に決定された飛行機のキャンセルで出鼻を挫かれた形でしたが、この数日の全国的な感染拡大をニュースで見る限り、取材活動の再開見通しが立っていません。
それでも、2年目のBLATRAをさらに充実させるべく、昨年末から新たにYu Ikariさんをお迎えし、そして明日から始まる新シリーズではトラベルナビゲーターの佑美さん。そして、近日公開の新シリーズとして人気インスタグラマーのAKIPINさん、さらにもう一名は海外からの参加が決まっています。
本来お伝えしたかった日本の生活、伝統、文化を中心に、BLATRA立ち上げ当初とは少し変わってしまいましたが、ニューノーマルという現代社会の考え方をBLATRAにも当てはめながら、BLATRAのあり方をこれからも模索しながら、発信していきたいと思います。
そこで、今回からトラベルナビゲーターの樋口佑美さんにご協力いただき、樋口さんの生まれ故郷、奄美大島の魅力をシリーズでお伝えしていきます。旅行ガイドとは一味違い、旅が目的ではなく、旅する目的を見つけていただけるようなシリーズ企画です。どうぞお楽しみに。
2021年1月5日
Blaze a Trail 編集長
木下 大輔
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