野菜の甘みと旨味をいろんな料理に加えることができるソフリットは、これまでご紹介してきたレシピとは少し違い、パンチェッタのように”仕込んでおくこと”で様々な料理に使える万能ツールです。
そう、ソフリットはイタリア料理の基礎なんです。しっかり仕込むことで、様々な料理が一段と美味しくなること間違いなし。今回はそんなソフリットの作り方をご紹介します。是非お楽しみください。
VOL.8 ソフリット
今回は時間がかかりますが、その分化学調味料を入れなくても自然な野菜の甘味が抽出されます。さらに、料理で使用する際も、一から野菜を煮込んだり炒めたりする必要がないので、ソースなどに混ぜるだけで済み、その分時間短縮につながります。
また冷凍保存が効きますので、週末など時間がある時に作っておくと便利です。
調理時間目安:30分
材料
- 人参(1/2本)
- せろり(1本)
- 玉ねぎ(1玉)
- しいたけ(2個) 乾燥椎茸でも生椎茸でも可
※乾燥椎茸の方が味が凝集されているのでより美味しくできます - オリーブオイル(80cc)
① セロリの筋を取り除きます。
② 人参・セロリ・玉ねぎ・しいたけをフードプロセッサーにかけます。
※今回撮影ではネットで販売されている『ぶんぶんチョッパー』を使用しました。
Point① フードプロセッサにかける前に野菜をあらく切っておくと、仕上がりサイズが均等になります。
③ フライパンにオリーブオイルをいれ、しっかり温めます。
④ ミキサーにかけた具材を強火で1分ほど炒めます。
⑤ その後は中火で、時々混ぜながらじっくり30分ほど炒め、野菜の甘みが出たら完成です。
次回はこのソフリットを使ってミートソースパスタをご紹介します。
次回までに楽しめる料理をご紹介します。
今回作ったソフリットをご飯に混ぜ、レトルトのカレーソースをかけるだけで、野菜もしっかり取れるカレーの出来上がります。また、ケチャップとソフリットを混ぜ合わせ、フランスパンの上に塗ってとろけるチーズを乗せて焼き上げればピザトーストの完成です。ほかにもまだまだアレンジ料理がありますが、是非お試しください。
文:Daisuke Kinoshita(Plus Ultra inc.) 写真:Makoto Shikuya(fede)
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