そもそも”ajillo(アヒージョ)”とはスペイン語で“刻んだニンニク”を意味し、オリーブオイルとニンニクを煮込んだスペインのバルで楽しまれている小皿料理です。
スーパーで販売されている“アヒージョの素”で過去に作ったことがありますが、正直美味しくできませんでした。だから、家庭では美味しくできないと思っていましたが、今回、レシピと作り方を改めて教えてもらったところ、意外にも簡単にできました。
作り方のコツさえマスターすれば、具材を変えることで様々な味が楽しめるのもポイントです。最後にアレンジ具材も紹介しますので、是非いろんな具材でお楽しみください
VOL.2 エビと椎茸のアヒージョ
空想レストラン”Le Monde Fantastique” 第二弾。
今回のメニューは、アレンジ簡単Ajillo(アヒージョ)をご紹介します。
10分あれば完成!
必要なものは(1人前)
具材
- 冷凍エビ 8尾
※下処理をすれば生エビでも可 - 椎茸 3個
- 塩 1つまみ(0.7g前後)
ベースオイル
- アンチョビ 2ヒレ(なければ顆粒コンソメ5gやブイヨン5gでも代用可)
- 輪切り唐辛子 1つまみ
- にんにく 1片(約15g)(しょうが15gでも代用可)
- オリーブオイル 90cc
下準備
①冷凍海老の場合は下処理が必要ありませんが、生エビを塩揉みして下処理します。その際、背ワタ処理必ず行なってください。椎茸は6等分(×3個)します。
②エビと椎茸をボールに移し、塩をひとつまみ振りかけます。
POINT①
オイルに塩を入れても塩はオイルに溶けません。オイルに塩を入れても塩がオイルの下に溜まってしまうだけで、味が薄く感じてしまいがちです。そのため、火を入れる前に必ず、素材に塩で味付けをします。
アンチョビのベースオイル作り
③ニンニクとアンチョビをみじん切りします。
④鍋に③のアンチョビとニンニク、輪切り唐辛子とオリーブオイルを加えます。
POINT②
アンチョビがない場合は、顆粒コンソメで代用できます。
⑤しっかり混ぜながら弱火で香りだつまで、コトコトとニンニクを炒めます。
⑥最後に具材を入れてエビが白っぽくなるまで混ぜながら煮込めば完成です。
CAUTION
油ハネが原因で火事になってしまう可能性がありますので、具材を入れるときは必ず火から離れた場所でいれましょう。
最後、お好みで胡椒やパセリを振りかけて完成です。
アレンジ具材
具材はイカやタコ、鶏肉、トリッパ、そして野菜では、キノコや芽キャベツ、ペコロス、アスパラなどです。出汁が出る食材が入っていることがアヒージョが美味しくなるコツです。
シェフオススメのアレンジ具材は、トリッパときのこのアヒージョや、鶏肉と山椒のアヒージョとのこと。山椒のアヒージョはグツグツ煮込んでいるときに、そのまま(潰してよし)入れるだけ。また、野菜(下茹でしてしっかり水気をとったもの)だけで作っても美味しのですが、フレッシュトマトを最後に加えてあげるも美味しくなるポイントだそうです。トマトを入れるときはトマト以外の具材を入れた直後に入れると油が飛び跳ねる危険が少なく、乳化されます。
また辛さの調節にはカイエンペッパーがオススメ。輪切り唐辛子の食感が苦手な人は唐辛子の代わりに、味見してすこし絡みを足したい時に使ってみてください。
次回は、お子様受け間違いなしのフリッタータをご紹介します。
編集部からのお願い
皆さんも実際に作って、感想とともに写真と#BLATRAをつけて是非インスタ投稿してみて下さい。ありがたいことにstoryで投稿していただいている方もいらっしゃいますが、せっかく投稿していただいていても見落としてしまった方もいらっしゃる気がします。ぜひstoryではなくインスタ投稿でお願いします。
文:Daisuke Kinoshita(Plus Ultra inc.) 写真:Makoto Shikuya(fede)
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