「当たり前」なんて無い

今回から『佑美の「日日是”樂”日」』という新シリーズをお届けします！

「あれ！？奄美の情報はどうした！？？」と思われるかもしれませんが…今年は私が日々の生活の中で、嬉しかったり悲しかったりしたこと、大切にしていることなどをメインに書いていきたいと思います。

シリーズのタイトル「日日是”樂”日」という言葉は、私の好きな「日日是好日（にちにちこれこうじつ）」という言葉を文字ったものです。「日日是好日」とは禅語の一つで「毎日毎日が素晴らしい」という意味の言葉です。そこで「毎日毎日をゆる〜く気楽に、楽しく過ごせたらいいな」という私自身の希望も込めて「日日是”樂”日」というタイトルにしました。

これを読んで「ふーん、こんな人もいるんだぁ〜」「こんなゆるく過ごしてる人もいるんだなぁ〜」と肩の力を抜いて面白がってもらえたら幸いです。

（もちろん奄美のこともちょこちょこと発信していく予定です！）

「当たり前」なんて無い

年末に健康診断を受け、1月半ばに結果が出たのですがあまり良くない結果が…

「乳がん」の検査で引っかかり紹介状が添付されていました。要精密検査の文字。

「癌」だけに「ガーーーン」…なんて冗談を言う余裕もなく、いつもは割と前向きに受け止める私ですがさすがに少し落ち込みました。

この乳がんに関しては、胸にしこりがないかたまに入浴中などにチェックもしており、自覚も全くなかったので「え？なんで？？」というのが最初の感想でした。

どの病院で再検査を受けるか病院のクチコミを読みまくり、数日間は家でも仕事の昼休み中でも病院を探しました。検査の予約をし、どんな検査をするのかなぁ…痛そうだなぁ…痛いの嫌だなぁ…でもちゃんと検査しなきゃ分からないし…と、ふとした時に考えがよぎる日々。

そして検査当日。今まで私は超音波エコーの検査しか受けたことがなく、この時初めてマンモグラフィを受けました。痛いぐらい胸をぺったんこにするので、これ中身が出るんちゃう！？？と思いました。笑

そしてさらに超音波でのエコー検査。そして診察。

再検査での結果は「乳腺症」ができていて、乳腺症は良性のものだけれど「乳腺症」と「初期の乳ガン」の写り方がとても似ていてはっきりと判別できないので、細胞をとって病理検査に出した方がいいとのことでした。

胸に注射を刺し細胞を採取する処置をするのですが、これが説明を聞いた時点で怖い！！胸に注射を刺すって何！？めっちゃ怖いんだけど！笑

先生に「痛いですか？？どれぐらい痛いですか？？」と不安で色々聞いてしまいました。笑

不安でしたが、採血に使用する針と同じだから採血の時と同じくらいの痛みだと思います、と丁寧に説明してくれ、手際よく処置してくださったので想像していたほどの痛みはなく終了しました。

そしてこの病理検査の結果が出るまで1週間。

この1週間は私にとってとても長く感じました。

もし癌だったらどうしようか？でも今見つかったとしたら初期だからきっと大丈夫だよね！逆に早く分かって良かったと思おう！！もし手術するとしたらいつになるのかな…子供達には何て話そうか…など、頭の中でグルグルといろんな考えが浮かんでは消えていきました。

ありがたかったのは仕事をしていたことでした。仕事をしている間は業務に集中できるので、いろんな事を考えなくてすみました。

そんなソワソワした落ち着かない1週間を過ごし、結果が出る日がやってきました。

結果は「良性の乳腺症」でした！良かったーーーと胸を撫で下ろし、ずっとモヤがかかっていた心がやっと晴れました。今回は結果は大丈夫でしたが、これからの自分の日々の過ごし方など改めて見直していこうと思いました。

モヤモヤと過ごした数週間を経て、本当に「健康」って大事だなと改めて身をもって感じました。バタバタと過ごす日々の中で、夫や子供たちに腹が立つこともたくさんあるのですが、愚痴をこぼしたりケンカできるのも「元気」だからこそ。変わり映えのない平凡な日々がとても愛おしい時間なのだと思いました。

ここ最近はずっと忙しさに流され「家事→仕事→子供のこと→家事」と、ただなんとなく1日を「こなす」ように過ごしていたので、自分にとって一番大切にしたいものは何なのか、どのような時間の使い方が自分にとってベストなのか、をこの機会に見直して1日1日を「こなす」のではなくちゃんと「生きる」ようにしていこうと思いました！

このように思えるようになったので、この経験も無駄じゃなかった！今の私には必要なことだったのかもしれない…と感じる今日この頃です。