4月から長女が6年生、次女が幼稚園の年長になり、小学校と幼稚園最後の1年間が始まりました。入学、入園したばかりだと思っていたのに、気づいたらもう最後の1年!本当にあっという間に年月が過ぎていきます。
皆さんは子どもとの会話を大事にしていますか?
私は子どもたちが幼稚園に通うようになってから、日常の会話をとても意識するようになりました。
それは、幼稚園から不定期に配布される『「子どものつぶやき」を教えてください』というプリントのおかげです。2〜3ヶ月に一度配布され、日常の中で子どもらしいな〜と思う発言を書いて提出するというもので、その子の年少から年長の3年間の「つぶやき」を集めて卒園文集にまとめてくれるのです。
この幼稚園に通う前は、子どもとの会話の中で面白いな〜と思うことがあっても、なんとなく聞いていることが多く、記憶にしっかり残っていませんでした。今思うと、とてももったいないことをしていたなぁと思います。
日常の「子どものつぶやき」は、意識して聞かないと聞き逃したり、すぐ忘れてしまうので、「あ!今の!」と思った時にはすぐスマホにメモをしています。
子どもの言葉を意識して聞いていると、毎日通る道でも子どもたちはいろんなことを五感で感じているのが分かるようになりました。空の色や雲の形、葉っぱの色、雨や風の音、匂いなど、日常に溢れている本当にいろんなことに気づいて言葉にしています。大人が気付かないことに敏感に気付いているんだなぁと実感します。
その感性に触れるたびに胸がキュンとなり、「ずっとこのままでいてほしい…この感性を忘れないでいてほしい」と思うのです。そして、私自身もこの感性を忘れたくない!と強く思います。子どもから教えてもらうことが本当にたくさんあると感じる日々です。
ここで、次女の「子どものつぶやき」を一部紹介したいと思います。
雪予報だった日、前日から雪が降るのを楽しみにしていたのですが、実際には予報とは違い天気がよかった時の一言。
「お空が雪を降らせるの忘れちゃったんじゃない!?」
雪が降ってなくてがっかりするかと思いきや、「お空が忘れちゃってるー!」と笑っているのを見て、なるほど、子どもはそういう発想をするのか!と感心しました。
幼稚園に入ってすぐの頃、楽しみにしていた遠足当日の朝の一言。
「今日遠足にいくのもったいないな…明日行けなくなっちゃうから…」
前日のワクワク感がなくなる寂しさや切なさを子どもながらに感じているんだなぁとびっくりしたことを覚えています。
このように、日々の中で面白いなぁと思う「つぶやき」がたくさんあります。
日常に溢れる小さな変化に気づいて「面白い!」や「愛おしい」と思う気持ちを、大人になっても大事にしてほしいな…と思いながら、私は今日も「子どものつぶやき」を聞き逃さないよう聞き耳を立てています。
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