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行楽と芸術の秋、ニューヨークの今

11月の感謝祭ホリデーも終わってニューヨークの短い秋ももう終わりかなと思う今日この頃。公園の木々や街路樹も色を変え、落ち葉でカサカサの歩道を歩くのが心地よく、秋晴れの日はつい外に出たくなってしまいます。週末のファーマーズマーケットにはもうクリスマスツリー用のもみの木が並びシナモンのきいたアップルサイダーが美味しい季節になりました。

コロナに関する規制もほぼ緩和されすっかり活気が戻っているこちらは行楽の秋真っ盛り、本格的に寒くなる前にと屋外コンサートなどのイベントも盛り上がっていて何処へ行っても沢山の人が短いニューヨークの秋を楽しんでいます。さて今回は同じニューヨーク州でも都市部から離れて少し郊外へ、アップステートと呼ばれる州中部にあるキングストンの街で年に2回開催される Field + Supply Market (フィールド アンド サプライ マーケット)を紹介したいと思います。

Field + Supply Marketとは

2014年より始まったアートとクラフト蚤の市。しかもただの蚤の市ではなく色々なジャンルの物づくりに携わる出展者を厳選して、こだわりを感じさせるセンスの良い物だけを扱った市なのです。春と秋の年2回、金曜から日曜の3日間行われ、ニューヨーク市からはもちろん、近隣の州からも沢山の来場者が訪れます。私は今回が2度目だったのですが、知り合いが何人か出展しているのもあって、応援も兼ねて週末1日だけ行ってきました。

ニューヨーク州は実は結構大きい面積の州でマンハッタンのあるニューヨーク市は南端に位置し、北はカナダの国境に面しています。マーケットのあるキングストンの街もちょっと郊外とは言え車で北に片道2時間半、1777年にニューヨーク州の初めの首都になった歴史ある街です。ハドソン川沿に位置する自然あふれる素敵なところで、今の季節だと紅葉がなんと言っても綺麗。この時はまだ7割くらいでしたが道中見える景色に目を奪われました。リンゴ狩りやカボチャ狩りも賑わい始めて、ワイナリーも多く週末の小旅行に人気の地域です。キングストンはコロナ禍多くのニューヨーカーが移住した街でもあります。都市部に遠すぎず環境も良い、しかも家賃も安い。都市部の拠点をキープしつつ週末はこちらで過ごすといった2拠点生活も人気のようです。羨ましいですね。クリエイティブな仕事を持つ人に人気なエリアでここ2〜3年程でおしゃれなファッションやインテリアのショップも多く開店して活気のある地域なのです。

せわしない都市部から久しぶりに離れる頃ができたのと気持ちの良い秋晴れに恵まれ遠足気分でやってきた訳ですが、会場近くになると何やらちょっとした渋滞になっていてかなり離れた所にやっと駐車スペースが。想像以上の盛況っぷりにちょっとびっくりしつつも歩いて会場まで向かい、少し並びはしたものの無事チケットを購入し入場。

会場はHutton Brickyardという屋外のイベント会場ですぐ横にハドソン川を望む絶景のスポットに出展者ごとに区切られたテントが張られお祭り気分満載です。

中に入るとちょっとしたライブ演奏のステージや子供達対象のクラフト教室、軽食の出店もありどこから見て良いかわからないくらいの賑わいでした。3日間日替わりで色々なイベントやワークショップも盛り込まれていて、地元動物愛護団体による里親募集イベントなどもあったようです。今回は200以上の出展者で、洋服、セラミック、ジュエリー、家具、キャンドル、などなどどれもデザイン性、趣向に富んだ素敵なものばかり、その中からいくつか目に留まった作り手さんをピックアップしてみました。

それぞれのブースでのディスプレイもオシャレで凝っていてより商品を引き立てるものばかり。

Erica Moody

繊細かつシャープなデザインのスプーンやナイフが目をひいたこちらの作品はメイン州で自身の工房をもつメタル作家のErica Moodyさんによる物。真鍮や銅、ステンレスを用いて全て彼女による手作り、木のアクセントがメタルの質感と合って素敵でした。この他にはカスタムメイドでドアノブなどの住まいにまつわるメタル製品の依頼も受けているそうです。細部まで精巧に作られ洗練されたデザインが彼女作品の魅力で、あれもこれも欲しいとなってしまいました。

Misomaru

こちらの可愛いくて一見お菓子のようなものはなんとインスタント味噌汁!Misomaruは日本に古くから伝わる保存食味噌玉に注目して現代風にアレンジしたものだそうです。お湯を注いで溶かして頂きます。5つ入りセット販売でお揚げ、ねぎなどのクラッシックお味噌汁セットと昆布、椎茸だしを使ったビーガンセットの2種類。ビーガンセットの方にはゆずトマト風味やゆかり風味のものが入っていてアレンジの効いたお味も楽しめます。パッケージも素敵で私が行った時にはもう既に売り切れてしまっている程の大人気でした。日本ではお馴染みのインスタント味噌汁もこちらでは近年スーパーで見かけることも出てきましたがまだまだ珍しく、見た目も味も満たしてくてるMisomaruセットはちょっとした手土産なんかにも喜ばれること間違いないですね。

Noé no Omise

アート作品のようなお洒落なビジュアルが目をひいたこちらは手作りチョコレートのNoé no Omise. 体に良く厳選された材料にこだわって手作りされたチョコレートバーは全て砂糖、乳製品、グルテンフリーでメイプルシロップなどの自然甘味料を使用しています。上質なカカオの風味に加えて優しい甘さとドライフルーツやナッツ、抹茶パウダー、ゆずオイルなどの味と香りも加わって今までにない美味しさでした。カルシウム、鉄分が豊富で抗酸化作用もある上に、糖質制限のある方も楽しめるそうです。まさに心も体も癒してくれるチョコレートですね。

この他にも沢山のブースを回って家路に着く頃にはヘトヘトになってしまいましたが、食、アート、デザインと様々な作り手さんたちの創造力あふれる感性に良い刺激をもらって大満足の小旅行となりました。次回は私も出展してみたいな、と企んでいます。

<Link>

Field and Supply

misomaru

Erica Moody

Noe no moose

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