レストランの味を自宅でも簡単に
「子供が小さいと外食はちょっと・・・・・」「いろんな料理サイトがあるけれど、どこのレシピを見て作ろう?」「レストランみたいな料理を作ってみたいな」などなど、家庭でも美味しい料理を食べたいですよね?
空想レストラン”Le Monde Fantastique”では、家庭で作れる最高の1品をコンセプトにお手頃で簡単な料理レシピをご紹介。
しかも、そのレシピは恵比寿にあるBaru Comodoのオーナー 大賀氏に全面的にご協力いただき、空想レストラン”Le Monde Fantastique”のメニュー開発と題して、シリーズでお届けいたします。
もしかすると空想レストラン”Le Monde Fantastique”がどこかで、実際にOPENするかもしれませんよ。
VOL.0 パンチェッタ
そもそもパンチェッタってなに?
そう疑問に思った方も少なくないのではないでしょうか。
わかりやすく言うと、燻製する前のベーコン。カルボナーラやアラビアータなどのパスタやサラダなどの具材として使われるあの食材で、塩漬けされた豚バラ肉を乾燥させたものをパンチェッタと呼びます。BaruComodoのオリジナルパンチェッタを特別に分けていただいたこともあるほど美味しいパンチェッタが自宅でも簡単に作れると言うことで、レシピを公開していただきました。
調理時間はたったの5分(待ち時間は2日)
用意するものは豚バラ肉と塩だけなんです。強いて言えば2日間という時間が必要です。他にもニンニクや香草、胡椒をまぶすレシピもありますが、さまざまな料理に使える食材として考えた場合、シンプルに塩だけで作っておいた方が料理にあわせたアレンジが効きます。また、たった二日間の仕込みで、いろんな料理に使える万能パンチェッタは冷凍庫で1ヶ月ほど保存が効くので、ちょっと多めに仕込んで様々な料理で活用してはいかがでしょうか。
肉に対して塩は1.5%程度
必要なものは
- 豚バラ肉500g
- 塩7g
ちなみにパスタ1人前に使うパンチェッタの量は50g程度ですので、今回作る分量は4人家族で使えば2回分程度の量になります。塩の分量としては肉に対して1.5%くらいになりますので、お肉の量に合わせて塩の分量は調節してください。
① まず肉の両面に満遍なくフォークを刺していきます。
※レストランなどではあらかじめ筋の部分を切り落としますが、そのままでも問題ありません。
②両面に塩を3.5gずつ丁寧にまぶします。
③まぶし終えたら、脂面をしたにしてバットに入れます。
※バットに入れるときは、脂面を下にすることで、ドリップが肉に染み込むのを防げるため、バットの上に網をおく必要はありません。
④乾燥させるためラップなどはせずにそのまま、冷蔵庫で2日間乾かします。
⑤2日後、バットにたまったドリップ(ピンク色の水分)は捨て、キッチンペーパーでしっかり水気を抑えれば完成です。水気をしっかり抑えないと、腐敗してしまいます。
⭐︎小分けにして冷凍保存すれば1ヶ月ほど持ちますが、使う際は必ず自然解凍(冷蔵庫で、ゆっくり解凍)してください。そのため、小分けにする時はあらかじめある程度の大きさに切っておくと、解凍後すぐに使えます。
※注意点としては、手や調理器具が汚れていると雑菌が繁殖しやすいので、調理道具は必ずきれいに洗い(食器洗い洗浄機やアルコール除菌などで洗浄)、調理時は使い捨て手袋などを使用するなど、衛生管理には気をつけてください。
次回は出来上がったパンチェッタを使ったアラビアータをご紹介します。
辛いのが得意な人も不得意な人も楽しめるレシピです。出来立てのパンチェッタを使って料理できるように、水曜日夜の配信です。お楽しみに!
※本来は毎月1品の掲載を予定しておりましたが、昨今の自粛要請などの状況を鑑みて、自宅での食事が少しでも豊かになれればと思い、配信本数を増やすことにいたしました。急遽、撮影を行いましたので準備出来次第、順次配信させていただきます。
急遽の撮影にご協力いただきましたBaru comodoの大賀慎二さんとスタッフの皆さん、そしてカメラマンの宿谷誠(fede)さん、そしてワインエキスパートの吉田すだちさん。ありがとうございました。
監修:大賀 慎二(BaruComodo)
写真:Makoto Shikuya(Fede)
文:Daisuke Kinoshita(PLUS ULTRA,inc)
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