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ESSAY

料理下手な男、キッチンを改装する。〜後編〜

こんにちは。妻のごはんを撮ってInstagramにアップして楽しんでいる40歳のサラリーマン、AKIPIN(あきぴん)です。

前回、「前編」にてご紹介しましたとおり、わが家はキッチンを改装しました。
そのことについて勝手に語ろうと思うのですが、「料理下手な男」にはそのボキャブラリーがありません。

そもそも、「前編」におけるぼくの経験談も、「使い方が悪い」とか「ふつうそういうものだ」とか「大げさすぎる」とか、ツッコミどころは満載だったかと思いますすみません。

前編で予告していたとおり、わが家のキッチン改装のポイントについて、施工直後(2月)のぴかぴかの写真と、それ以降の写真をまじえつつ、妻からご紹介させていただきます。
では妻、よろしくお願いしますー。

はじめまして。
突然ですがAKIPINの妻です。
夫のダラダラと長い、独特の経験談をお読みくださり、、、大変恐縮です。
真剣な顔で黙々とパソコンに向かって書いている姿を何日か見ていましたが、あんなことをクドクドと書いていたとは。

夫からよろしくお願いされたため、僭越ですが、私からご紹介させていただきます。
改装にあたっては、依頼した株式会社洛(https://www.kyotolabo.com)の担当者・都築さんから、私たち夫婦の要望に加えて、たくさんのアイデアをいただきました。

そのお陰で、限られた予算の中で、とても使いやすい、立っているのがいっそう楽しいキッチンに生まれ変わりました。
主な改装ポイントは下記のとおりです。

1.キッチンの高さが10センチ高くなった

夫の記事にもありましたが、元々一般よりも低めのキッチンだったところを、10センチ高くなりました。

それにより、夫(179センチ)が洗い物する際の姿勢が伸び、私(153センチ)が包丁とまな板を使う際には、今までうつむいていた顔が上がるようになりました。
私も姿勢がよくなり、首も楽になりました。


2.シンクの奥行きが短くなり、水栓が手前に近づいた

以前は、キッチンの奥行きいっぱいほどの大きさのシンクで、奥のフチについている水栓が少し遠いと感じていました。

改装によって奥行きが短いシンクに替わり、キッチン天板内で手前寄りの配置になりました。
手前に近づいた水栓に届きやすくなったことで、食器洗いがとても楽になりました。

さらに、シンクの奥行きが短くなったぶん、その向こうにスペースが生まれ、そこに洗いカゴを置いたり、洗剤を置いたりできるのも使いやすいです。


3.対面キッチンの壁が高くなった

わが家のキッチンはリビングとの対面ですが、キッチンとリビングを隔てる壁の高さが高くなりました。

これにともなって壁の面積が広がり、広がった部分には横長のマグネットを付けて包丁を着けたり、ニッチ(壁をくり抜いた収納部分)をつけてもらいました。
ニッチには調味料などを置くことができたら便利かな、、、と最初は思っていましたが、使い始める中でペーパータオルがうまくおさまりました。
収納力がアップし、スッキリしました。

また、リビング側からキッチンを見た際には、高くなった壁が目隠しとなって、キッチン上に置いてある物などが見えなくなりました。

今までは、片付けられていない食材や器具などがリビングからもよく見えてしまっていましたが、これによってもスッキリしました。


4.対面キッチンの壁の上が幅広のカウンターになった

「3」でご紹介した壁の上が、幅の広い無垢板のカウンターになったことで、拭いたあとのたくさんの食器を一時置きしたり、ゆとりをもってトレーを置いたりできるようになりました。

またそのカウンターは、一般的にはリビング側にはみ出させるように設置されることが多いと思いますが、内側(自分側)へ向けて設置されたことで、背が低く手が長くない私でも届きやすくなりました。
キッチン使用中に軽く手を伸ばせば、そこに調理中のボウルや器具などを置けるようになりました。


5.カウンターにフックが付いた

「4」でご紹介したカウンターの端に、特注のフックを取り付けてもらいました。

これにより、洗った鍋やまな板など、洗いカゴにおさまらないものを引っ掛けて乾かせるようになりました。
落ちた水滴はシンクへぽたぽた落ちるようになっています。
(改装直後の写真にフックが付いていないのは、フックだけ遅れて設置となったため)


6.食洗機のあった場所が調味料入れになった

旧キッチンには食洗機が付属していましたが、わが家には食洗機へ入れられない陶器などが多いため、今後もあまり使わないだろうと思っていました。
そこで食洗機を取り外し、調味料を入れるための引き出しにしてもらいました。

これにより、ガスコンロの前に立ったときにちょうど右手の前にこの引き出しがくることになり、調理しながらさっと油や調味料を取り出すことができるようになりました。
ラップやホイル類を入れるスペースもその付近にあり便利です。


7.ダウンライトがついた

居酒屋や料理屋さんのカウンター席で、小鉢のお料理がライトに照らされてキラキラ美味しそうに見えるなぁ、なんでかなぁ?と思っていました。

それを株式会社洛の都築さんに尋ねたところ、そういう性質を備えたライトが存在することを教えてくださり、それをキッチンの上の照明に取り入れました。
おかげで、キッチンがキラキラ光って、なんだかドラマチックに夕飯支度ができるようになりました。

洗い物などの後片付けをしているときまでドラマチックに感じられて、気持ちがいいです。


8.対面キッチンの壁のリビング側の雰囲気が変わった

「3」「4」でご紹介したように生まれ変わった対面キッチンの壁のリビング側の面について。

この改装を機に、その壁に漆喰を塗ってもらい、ランプを設置してもらいました。
ランプが照らす範囲は、お気に入りの写真や娘の描いた絵を飾れるディスプレイスペースとなりました。

長くなりましたが、わが家のキッチン改装についてご紹介させていただきました。

半年経ちましたが、キッチン道具のよりよい収納方法ついては今もまだ追求中です。
使い込んでいく中でいろいろ気づき、いっそう使いやすいキッチンになっていくと思います。

以上、つたない文章をお読みくださり、ありがとうございました。
AKIPINの妻でした。



どうも、AKIPINの妻の夫、AKIPINです。
以上のような感じで、わが家はキッチン改装を行いました。

前編」で書いたとおり、改装に踏み切るにあたっては、二人で検討に検討を重ね、悩みに悩み、迷いに迷い、時には意見が噛み合わないこともありました。

が、だんだんとイメージは一致してきて、いろんなタイミングや巡り合わせもあり、今後何十年と使い続けるつもりの場所がより快適な場所になったことは、とても有意義だったなぁと思っています。

次回、この「料理下手な男」エッセイもいよいよ最終回。

連載によって料理や器具、場所への愛着が芽生えた「料理下手な男」がついに、料理らしい料理に挑戦してみる予定だとか、予定じゃないとか。

どうぞお楽しみに・・・してほしくないとか、ほしいとか。

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