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TRIP

焼き物の町 有田への女子旅【in Blue暁・アリタハウス・お買い物編】

赤江座で絵付け体験をした後は自転車を返却するため、再び観光案内所のKILN ARITA(キルンアリタ)へ。自転車を返却したあと駅でロッカーに預けていた荷物を取り、宿泊する「arita huis(アリタハウス)」へとタクシーで向かいました。

その前にちょっと「in blue暁」へ寄り道。

「in blue暁」は有田の観光情報を調べている時にホームページを見て知り、有田にこんな素敵な場所があるの!?ぜひ実際に行って見てみたい!と思っていた場所です。
※「in blue暁」へ訪れる際は、電話で事前に連絡してから伺うことをオススメです

のどかな田んぼと山の中にいきなり現れる無機質でシンプルな建物は、別世界に来たみたいでした。まるでそこだけ時間が止まっているような佇まい。建物の中に入ると、素敵な作品たちが出迎えてくれました。無機質だけど温かくて素敵な空間です。

器だけではなく、アクセサリーなどもあり、見るだけで楽しめました。ここのお皿にちょこんと盛るだけで主役になるような器の数々。今までみたことのないデザインや釉薬の付け方で本当にどれもとても素敵でした。なんの変哲もない日常の空間や食卓をとても特別で贅沢な空間にしてくれるような美しい器たち。いつかここで器や花器を揃えたいなぁ…と思える憧れのアイテムに出会えました。

宿泊先の「arita huis(アリタハウス)」へ

有田駅から車で5分ほどの場所にある有田焼のショッピングリゾート「アリタセラ」の中に「arita huis」が併設されています。

arita huisはオーベルジュスタイルのホテルです。入るとすぐにレストランホールが広がっていて、「今日の夕食はここで食べるんだなぁ…うわぁ楽しみ!!」と入った瞬間ワクワクしました。レストランホールを奥に進んだレセプションスペースでチェックインをして部屋の鍵をもらい、夕食の時間まで私たちは部屋でゆっくり過ごすことにしました。

客室は全部で11室あり、フラットタイプの部屋とメゾネットタイプの部屋があります。私たちの部屋はメゾネットタイプの部屋で、1階がバスルームとトイレ、2階がベッドルームになっていました。コンクリート打ちっぱなしの無機質でシンプルなデザインだけど、大きな窓があり開放的でとても落ち着く空間でした。バスタブも大きくゆったりと入れ、BOSEのスピーカーもあるので好きな音楽を自由に聴きながら過ごせ、お部屋時間を十分に満喫できます。私たちは音楽をかけベッドでゴロゴロしながら、話に花を咲かせました。久しぶりの再会のはずなのに、全く久しぶりな感じがしないのが友達って不思議ですよね。おしゃべりしているとあっという間に夕食の時間になりました。

レストランホールへと向かうと私たちにはカウンター席が用意されていました。シェフが目の前で調理しているのを見ながら食事できる特等席。心が踊ります。

私たちが宿泊した時の夕食はコース料理で、料理に使用する有田焼の器を3タイプから選ぶことができます。

有田焼・伊万里焼といえば多くの人が思い浮かべるであろう、白磁に絵付けされた伝統的な器の「トラディショナル」。現代的で洗練されていて、初めて見るようなカラーやデザインが一際目を引く「コンテンポラリー」。国内外で活躍するアーティストが手掛けたシンプルだけど上質で日常的にも取り入れやすそうな「デザイナーズ」。この3タイプがあります。
※現在、お皿の種類はシェフのオススメのみになります

食事をしながら器を楽しんだり器への盛り付け方など、自分の生活の中で取り入れることができるようなものもあったり、とても有意義で楽しい時間が過ごせました。

増永シェフの作る料理は本当にどれも絶品!ハーブやスパイス、果物などの香りが素材の良さを引き立てていて、久しぶりに唸ってしまうほど美味しい料理に出会いました。味に集中して食べたい!と思い、目を瞑って味わって食べたほどです。コースの後半になると、もうお腹いっぱいで次のが食べれないかも…なんて思ったのに、いざ料理が運ばれてくると不思議なことにペロっと食べれちゃうんですよね。美味しい料理はいくらでも食べれるのかもしれない…と自分の胃袋の深さに驚き、お腹も心も満たされた本当に幸せな時間になりました。

また、コースの中で気になった器はどこの窯元の作品なのか聞くと丁寧に教えてもらえ、ホテルが入っているアリタセラの中で購入することも可能です。私は食事の際にお冷やが入っていた有田焼のグラスがとても気になり、次の日にアリタセラで絶対チェックしようと思いました。実際に使用してみて、良い!と思ったものをすぐに手に取ることができるのもとても魅力的ですよね。

満たされたお腹を抱え部屋へ戻り、少し疲れた体をゆっくりとお風呂で癒して私たちはまた話に花を咲かせながら楽しい夜を過ごしました。

至福の時間はまだ続く

翌日は日の出前に起き、「日本の棚田百選」にも認定されている「岳の棚田」を見に行きました。棚田へ近づいてくると沿道には大きなカメラを構えた人たちが並んでいました。これから何か始まるのかな?なんだろう??と思っていると、徐々に空が明るくなってきて棚田と有田の山々の間に雲海が発生して、白い雲海がゆっくりと流れていくのが見えてきました。棚田の水面に反射される陽の光と、オレンジ色になっていく柔らかな雲海の光が溶け合って息を呑むほど美しく幻想的な光景でした。眺めているだけで心が浄化されていくような気がしました。その日はとても運が良く、放射冷却で冷え込んだため雲海が発生し棚田と雲海、日の出というなかなか見られない美しい光景を偶然見ることができました。「早起きは三文の徳」と言いますが、この旅で身をもって改めて実感しました。

ホテルへ戻りゆっくり朝食を食べ(朝食も美味しくてボリューム満点!)友人が部屋で休憩をしている間、私はアリタセラでショッピングへ!昨夜の夕食で気になった器を早速お店へチェックしに行きました。

魅惑のショッピングタイムがスタート!

アリタセラは約2万坪の敷地に22の陶磁器の大型専門店が軒を連ねる、陶磁器のショッピングモールです。年中無休で営業していますが、店舗によってオープンする時間が違うのでパンフレットなどで営業時間を確認してからショッピングするのがオススメです。ここの店舗を見るだけで有田の全てがわかるほどここに集まっています。一番最初に気になっていた器をチェックし、やっぱり良い!!!と思ったので即購入しました。ペアで購入し、これで美味しいお茶やお酒を呑むのが楽しみです。

私は絵柄がついている華美なものよりもシンプルなものが好きなので、シンプルなものを中心に見て回りました。お正月やお祝い事など少し特別な時にも使えるような器も欲しいなぁと思い、水引の結びをモチーフにした器や淡化粧という独特な釉薬の模様がついたものにとても惹かれました。平皿で半分が菊割になった形にマットブラックの淡化粧がついたものが、中でもとても素敵でこれは絶対買おう!と思ったのですが欲しいサイズのものが見つからず…泣く泣く断念しました。これは必ずリベンジにまた訪れたいと思います。そしてアリタセラの中でも私が特に好きだった店舗は「2016/」というブランドです。ここは世界各国で活躍するデザイナーと有田の窯元・商社の協働により誕生した有田焼の新しいブランドで、これまでに見たことのない新しい有田焼を見ることが出来ました。ここには器だけではなく有田焼のアクセサリーもあり、中でも有田焼の指輪がとても素敵でした!ドイツのジュエリーデザイナーがデザインした指輪で、鱗の模様で有田焼特有の艶のある白磁のものやマットな質感のもの、黒やグレーなど色々な種類がありました。鱗の模様がとてもクールで、上品でありながらカジュアルにも使える一品です。

全て手作業のため釉薬のつき方が1点1点微妙に違い、風合いが変わるため全てオンリーワンの作品です。友人もこの指輪を気に入り、お店の方に何点も指輪を出してもらって交互につけながら、二人でどれがいいか悩みに悩みました。友人は白のマットタイプの指輪、私は少しグレーがかっていて艶のあるタイプのものに決めました。今回は指輪を購入したのですが、同じデザインのブレスレットもまた素敵だったので次回はブレスレットを狙っています。指輪とブレスレットを揃えて身につけるのも楽しみです。

たくさん見れば見るほど欲しいものが増えるので、しっかりお財布と相談しながら買い物しないと大変なことになりそうです…見て回るだけでも楽しめるアリタセラ。ここでランチやショッピングをして過ごすだけでも楽しめます。

買い物が終わるとホテルをチェックアウトして友人と一緒に帰路につきました。1泊2日の短い旅。家族と離れ、久しぶりに自分だけの時間を過ごせて夢のようでした。派手な観光スポットがあるわけではない有田ですが、素朴でとてもゆったりとした時間が流れているとても素敵な場所でした。いつも車移動が多いのですが車を使わずともレンタサイクルでコンパクトに回って楽しむこともでき、新しい旅の楽しみ方を知りました。

今回は夏に訪れましたが、年に2回ある春と秋の陶器市の際には観光客がとても多く賑やかになると聞いたのでその時期にも再度訪れてみたいです。そして今回のように観光シーズンでなくとも、arita huis(アリタハウス)で食事をメインに楽しむグルメな旅というのも一味違っていいですよね。焼き物がメインの街だけど、それだけではない新しい魅力を発見できた今回の旅。また友人とも、そして家族とも訪れたい場所になりました。博多から電車で1時間半、慌ただしい毎日の中でホッと一息つけるような素朴であったかい街「有田」。伝統と自然にあふれ、きっと通うほどに魅力が発見できる場所。一度訪れてみてはいかがでしょうか?

文:佑美
写真:Daisuke Kinoshita (PLTRA inc.) / Makoto Shikuya (Fede)

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